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沖縄県 版

沖縄県版 法人の確定申告ガイド 決算・法人税申告と税理士の探し方

沖縄県に本店を置く法人(株式会社・合同会社など)の確定申告をまとめました。決算申告の期限・法人税率・損金の勘所に加えて、沖縄県のおよそ536名の税理士から顧問を探す方法、管轄の税務署(6署)と法人二税の窓口となる県税事務所まで、このページで確認できます。

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職業別コラム

法人の確定申告——期限・税率・損金の勘所

法人の確定申告は「決算期ごと・2か月以内」

法人は、自社で定めた事業年度(決算期)ごとに決算を組み、原則として事業年度終了の日の翌日から2か月以内に、法人税・地方法人税の確定申告と納税を行います(定款の定め等により申告期限の延長の特例あり)。前事業年度の法人税額が一定額を超える場合には、事業年度開始から6か月を経過した日から2か月以内の中間申告も必要です。個人の確定申告(毎年2月16日〜3月15日)と違い、期限は会社ごとの決算期で決まる点が特徴です。また、消費税の課税事業者であれば消費税の申告も、都道府県・市町村に対する法人事業税・法人住民税(法人二税)の申告も、同じ時期にまとめてやってきます。赤字の年度でも申告義務はあり、後述の欠損金の繰越しのためにも期限内申告が重要です。

出典・一次情報:国税庁 C1-1 法人税、地方法人税及び防衛特別法人税の申告

法人税率のあらまし——中小法人は年800万円まで軽減

普通法人の法人税率は23.2%ですが、資本金1億円以下の中小法人は、年800万円以下の所得部分に15%の軽減税率が適用されます(直近3年平均所得が15億円を超える適用除外事業者は19%。令和7年4月1日以後開始事業年度では、所得が年10億円を超える事業年度の同部分は17%)。これに国税の地方法人税、そして地方税の法人住民税・法人事業税が加わり、実際の負担率はもう一段上がります。さらに令和8年4月1日以後に開始する事業年度からは、法人税・地方法人税に加えて防衛特別法人税の申告・納付が新たに必要になります。自社の実効負担を正確に見積もるには、国税と地方税(本ページ下部の県税事務所の管轄参照)をセットで考えることが大切です。

出典・一次情報:国税庁 タックスアンサー No.5759 法人税の税率国税庁 防衛特別法人税に関する納付手続等

損金の勘所——役員報酬・交際費・赤字の繰越し

法人の税額計算では、費用が税務上の損金として認められるかがポイントです。特に注意したいのが3つ。第一に役員報酬——定期同額給与など、事前に定めたルール通りに支給した分だけが原則損金となり、期中の自由な増減額は損金不算入のリスクがあります。第二に交際費——中小法人は年800万円までの定額控除(または接待飲食費の50%)が使え、1人あたり1万円以下の飲食費は一定の書類保存を条件にそもそも交際費から除外できます。第三に欠損金の繰越し——青色申告法人なら赤字(欠損金)を翌期以後10年間繰り越して将来の黒字と相殺でき、中小法人等は所得金額の全額まで控除できます。設立時は、設立届出書(2か月以内)と青色申告の承認申請書(原則、設立3か月経過日と第1期末のいずれか早い日の前日まで)の提出を忘れずに。

出典・一次情報:国税庁 タックスアンサー No.5265 交際費等の範囲と損金不算入額国税庁 タックスアンサー No.5762 欠損金の繰越控除国税庁 タックスアンサー No.5100 新設法人の届出書類

消費税とインボイス——法人は「2割特例」終了後の受け皿に注意

基準期間(前々事業年度)の課税売上高が1,000万円以下の法人は、原則として消費税の納税が免除されます。ただし取引先との関係でインボイス(適格請求書)発行事業者に登録すると課税事業者となり、消費税の申告・納付が必要です。免税事業者から登録した小規模事業者の納税額を売上税額の2割に抑える「2割特例」は、令和8年9月30日を含む課税期間で終了し、その後の「3割特例」(令和9年分・10年分)は個人事業主のみが対象で、法人は使えません。2割特例の適用を受けた翌課税期間に簡易課税制度へ移行する場合は、その課税期間の申告期限までに届出書を提出すれば適用できる経過措置があるため、みなし仕入率による簡易課税と一般課税のどちらが有利か、早めに検討しておきましょう。

出典・一次情報:国税庁 インボイス 令和8年度税制改正特集(3割特例・経過措置)国税庁 タックスアンサー No.6501 納税義務の免除(免税事業者)

法人の経費になりやすい支出の例

経費項目ポイント
役員報酬定期同額給与など事前ルール通りの支給分が損金。期中の増減額は損金不算入のリスク。
給与・法定福利費従業員の給与・賞与、社会保険料の会社負担分。
地代家賃事務所・店舗の賃料。役員社宅は一定の計算による自己負担徴収で損金化可。
交際費中小法人は年800万円まで定額控除(または接待飲食費の50%)。1人1万円以下の飲食費は書類保存を条件に交際費から除外。
旅費交通費出張旅費規程を整備すれば、実費のほか日当も損金にしやすい。
減価償却費PC・車両・設備等を耐用年数で費用化。中小企業者等には少額資産の即時損金化特例あり。
外注費業務委託の対価。実態が雇用に近いと給与(源泉徴収・社会保険)と判定されるリスクに注意。
租税公課印紙税・固定資産税・自動車税などは損金。法人税・法人住民税の本税は損金不算入。

※経費該当性は業態・実態により異なります。個別の判断は税理士または所轄税務署にご確認ください。

税理士の探し方

沖縄県の税理士数と探し方総論

沖縄県には 536 名の税理士が登録されています。

ただし、税理士は税目・業種・依頼形態(顧問・単発・スポット相談 等)で得意分野が大きく分かれます。 法人の確定申告を任せるなら、「登録数の多寡」ではなく 「自分の業種・状況に合う税理士に確実にたどり着ける方法」で考えるのがコツです。 本ページでは、無料紹介(税理士ドットコム)/スポット依頼(ココナラ)/ Google マップ/日税連の公式検索/会計ソフトでの自力対応の 5 つの選択肢を順にご案内します。

※税理士数は 日本税理士会連合会 税理士情報検索サイト の沖縄県検索結果(令和8年5月29日時点)を、のどか会計事務所が集計したものです。

推奨

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税理士ドットコム トップページのスクリーンショット。全国の税理士に無料で相談できる紹介サービス。

運営:弁護士ドットコム株式会社(東証プライム上場)

全国 6,800 名以上の税理士から無料で紹介を受けられる、東証プライム上場企業運営の税理士マッチングサイト。料金や得意分野で比較可能。

沖縄県の法人なら、業種・売上規模・記帳の状況を伝えるだけで、 条件に合う税理士の候補を無料で紹介してもらえます。紹介後に断っても費用はかかりません。

こんな方に:事業所得・不動産所得・相続など複雑な申告がある方

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単発・比較

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運営:株式会社ココナラ(東証グロース上場)

スキルシェアマーケットプレイス最大手。リンク先は「法人 申告」の検索結果で、法人決算・法人税申告の作成支援や記帳代行などのサービスを、対応範囲・料金・納期・レビューで比較できます。

顧問契約までは考えていないが、法人の確定申告を「スポットで」プロに手伝ってほしい—— そんなときに、出品者のプロフィール・評価・料金を見比べてから依頼できます。

こんな方に:法人決算・申告のスポット支援や記帳代行を、明示価格で比較したい方

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マップで探す

Google マップで 沖縄県の税理士を地図から探す

「事務所の場所と口コミを見て決めたい」「通いやすい範囲で探したい」という方は、 Google マップで「沖縄県 税理士」を検索するのが最短ルートです。 レビュー・営業時間・写真・電話番号がその場でわかります。

「沖縄県 税理士」でGoogleマップを開く →

※ Google マップは事務所の 営業時間・電話番号・レビュー・写真 を一度に確認できる反面、 掲載順は口コミやレビュー数に依存するため、法人のような特定業種への強みは把握しにくい点に注意してください。 業種特化で探すなら、上でご紹介した「税理士ドットコム」または次の「日本税理士会連合会 税理士情報検索サイト」の併用が確実です。

公式検索

日本税理士会連合会 税理士情報検索サイトで 沖縄県の税理士を検索する

日本税理士会連合会『税理士情報検索サイト』のスクリーンショット。全国の登録税理士を地域・業務内容で検索できる。

運営:日本税理士会連合会(非アフィリエイト)

全国の登録税理士を、氏名・事務所名・所在地・業務内容から検索できる公式データベース。掲載税理士は税理士法に基づく登録者のみで信頼性が高い。

「所在地」欄で「沖縄県」を、 「業務内容」欄で所得税・法人税など気になる税目を選択して検索してください。 税理士事務所名・所在地・電話番号・業務内容が一覧で表示されます。

税理士情報検索サイトで探す →

自力で

会計ソフトで自分で確定申告する方法

「顧問税理士を付けるほどの規模ではない」「まずは自社で決算・申告を進めたい」という法人には、 クラウド会計ソフトで日々の記帳から決算までを整える選択肢があります。

マネーフォワード クラウド会計(法人向け)のスクリーンショット。日々の仕訳から法人税決算まで一貫、税理士との共同編集対応。

法人向け

運営:株式会社マネーフォワード

マネーフォワード クラウド会計

法人(株式会社・合同会社)向けのクラウド会計ソフト。銀行・カード・請求書発行 SaaS と連携し、日々の仕訳から月次試算表、法人税決算まで一貫。税理士との共同編集も標準対応。のどか会計事務所は MFクラウド専門。

こんな方に:小規模法人・スタートアップ・一人社長の方

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管轄税務署

沖縄県の税務署管轄一覧(全 6 署)

所得税・法人税・相続税・贈与税・消費税など国税の申告先です。 確定申告書の提出先は、事業所の所在地ではなく納税地(原則は住所地)を管轄する税務署になります。 各署の名称リンク先(姉妹サイト nta.nodokaya.jp)で、開庁時間・アクセス・確定申告会場の情報を確認できます。

税務署管轄区域電話
石垣税務署 石垣市、八重山郡(竹富町・与那国町) 0980-82-3074
北那覇税務署 那覇市の一部、浦添市、中頭郡(西原町)、島尻郡(久米島町・渡嘉敷村・座間味村・粟国村・渡名喜村・南大東村・北大東村) 098-877-1324
宮古島税務署 宮古島市、宮古郡(多良間村) 0980-72-4874
名護税務署 名護市、島尻郡(伊平屋村・伊是名村)、国頭郡(国頭村・大宜味村・東村・今帰仁村・本部町・恩納村・宜野座村・金武町・伊江村) 0980-52-2920
那覇税務署 那覇市の一部、糸満市、豊見城市、南城市、島尻郡(八重瀬町・与那原町・南風原町) 098-867-3101
沖縄税務署 宜野湾市、沖縄市、うるま市、中頭郡(中城村・北中城村・嘉手納町・北谷町・読谷村) 098-938-0031

出典:国税庁(税務署の所在地・管轄区域)。詳細は 沖縄県の税務署 確定申告ガイド(nta.nodokaya.jp) を参照してください。

管轄県税事務所

沖縄県の県税事務所管轄一覧(法人二税の窓口)

法人事業税・法人住民税(法人二税)など地方税の申告・納税窓口です。 ここでは沖縄県の県税事務所のうち、法人二税を取り扱う事務所のみを掲載しています (個人事業税や特定税目の専担窓口は除外)。

事務所取扱税目・管轄区域電話
コザ県税事務所

【個人事業税・法人事業税・法人県民税・県民税利子割・県民税配当割・県民税株式譲渡所得割・県たばこ税・不動産取得税・自動車税・軽油引取税・ゴルフ場利用税】沖縄市、宜野湾市、うるま市、中頭郡(中城村・北中城村・嘉手納町・北谷町・読谷村・西原町)

098-894-6500
宮古事務所 県税課

【個人事業税・法人事業税・法人県民税・県民税利子割・県民税配当割・県民税株式譲渡所得割・県たばこ税・不動産取得税・自動車税・軽油引取税・ゴルフ場利用税・狩猟税】宮古島市、宮古郡(多良間村)

0980-72-2553
名護県税事務所

【個人事業税・法人事業税・法人県民税・県民税利子割・県民税配当割・県民税株式譲渡所得割・県たばこ税・不動産取得税・自動車税・軽油引取税・ゴルフ場利用税・狩猟税】名護市、国頭郡(国頭村・大宜味村・東村・今帰仁村・本部町・恩納村・宜野座村・金武町・伊江村)

0980-52-2170
那覇県税事務所

【個人事業税・法人事業税・法人県民税・県民税利子割・県民税配当割・県民税株式譲渡所得割・県たばこ税・不動産取得税・自動車税・軽油引取税・ゴルフ場利用税・狩猟税・石油価格調整税・鉱区税・産業廃棄物税・県固定資産税】那覇市、浦添市、豊見城市、糸満市、南城市、島尻郡(久米島町・渡嘉敷村・座間味村・粟国村・渡名喜村・南大東村・北大東村・伊平屋村・伊是名村・八重瀬町・与那原町・南風原町)

【法人県民税・法人事業税】沖縄県全域(宮古・八重山管轄分を除く)

098-867-1344
八重山事務所 県税課

【個人事業税・法人事業税・法人県民税・県民税利子割・県民税配当割・県民税株式譲渡所得割・県たばこ税・不動産取得税・自動車税・軽油引取税・ゴルフ場利用税・狩猟税】石垣市、八重山郡(竹富町・与那国町)

0980-82-3040

出典:沖縄県公式サイト(県税事務所の所在地・管轄)。詳細は 沖縄県の県税事務所 管轄ガイド(pref.nodokaya.jp) を参照してください。

Q&A

沖縄県の法人の確定申告 よくある質問

Q. 沖縄県で法人の確定申告(決算申告)の期限はいつですか?
A. 原則として各事業年度終了の日の翌日から2か月以内に、法人税・地方法人税(令和8年4月以後開始事業年度からは防衛特別法人税も)と、課税事業者なら消費税を申告・納付します。定款の定め等により延長の特例もあります。個人と異なり、期限は会社ごとの決算期で決まります。
Q. 赤字でも法人の申告は必要ですか?
A. 必要です。青色申告法人なら欠損金を翌期以後10年間繰り越して将来の黒字と相殺でき(中小法人等は所得全額まで控除可)、この適用には申告の継続が前提になります。なお赤字でも法人住民税の均等割は発生します。
Q. 法人税の税率はどのくらいですか?
A. 普通法人は23.2%、資本金1億円以下の中小法人は年800万円以下の部分が15%です(適用除外事業者は19%、令和7年4月以後開始で所得10億円超の年度は17%)。このほか地方法人税や、沖縄県の県税事務所へ申告する法人事業税・法人住民税が加わります。
Q. 沖縄県で法人の税理士費用(顧問料・決算料)の相場はいくらですか?
A. 小規模法人では月額顧問料1〜3万円+決算料という組み合わせが多く、年20〜40万円程度が全国的な目安です。沖縄県にはおよそ536名の税理士がいます。料金と対応範囲は事務所差が大きいため、税理士ドットコム等で複数見積もりの比較がおすすめです。
Q. 税理士なしで自分で法人決算・申告はできますか?
A. 可能ですが、法人税申告書(別表)の作成が個人の申告よりはるかに複雑です。現実的には、マネーフォワード クラウド会計で記帳と決算書までを自社で整え、申告書の作成や税務判断は税理士にスポットで依頼する組み合わせが堅実です。
Q. 法人のインボイス・消費税はどうなりますか?
A. 基準期間の課税売上高1,000万円以下なら原則免税ですが、インボイス登録すると課税事業者になります。納税額を売上税額の2割にできる「2割特例」は令和8年9月30日を含む課税期間で終了し、法人は後継の「3割特例」(個人専用)の対象外です。以後は簡易課税の活用を早めに検討しましょう。
Q. 法人事業税・法人住民税はどこに申告しますか?
A. 法人二税(法人事業税・法人都道府県民税)は、本店所在地を管轄する沖縄県の県税事務所(都・道・府税事務所)へ申告します。本ページの管轄一覧をご覧ください。市町村分の法人住民税は各市町村へ申告します(東京23区内は都税事務所へ一括)。