北海道 版
北海道に本店を置く法人(株式会社・合同会社など)の確定申告をまとめました。決算申告の期限・法人税率・損金の勘所に加えて、北海道のおよそ1,888名の税理士から顧問を探す方法、管轄の税務署(30署)と法人二税の窓口となる県税事務所まで、このページで確認できます。
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一職業別コラム
法人は、自社で定めた事業年度(決算期)ごとに決算を組み、原則として事業年度終了の日の翌日から2か月以内に、法人税・地方法人税の確定申告と納税を行います(定款の定め等により申告期限の延長の特例あり)。前事業年度の法人税額が一定額を超える場合には、事業年度開始から6か月を経過した日から2か月以内の中間申告も必要です。個人の確定申告(毎年2月16日〜3月15日)と違い、期限は会社ごとの決算期で決まる点が特徴です。また、消費税の課税事業者であれば消費税の申告も、都道府県・市町村に対する法人事業税・法人住民税(法人二税)の申告も、同じ時期にまとめてやってきます。赤字の年度でも申告義務はあり、後述の欠損金の繰越しのためにも期限内申告が重要です。
出典・一次情報:国税庁 C1-1 法人税、地方法人税及び防衛特別法人税の申告
普通法人の法人税率は23.2%ですが、資本金1億円以下の中小法人は、年800万円以下の所得部分に15%の軽減税率が適用されます(直近3年平均所得が15億円を超える適用除外事業者は19%。令和7年4月1日以後開始事業年度では、所得が年10億円を超える事業年度の同部分は17%)。これに国税の地方法人税、そして地方税の法人住民税・法人事業税が加わり、実際の負担率はもう一段上がります。さらに令和8年4月1日以後に開始する事業年度からは、法人税・地方法人税に加えて防衛特別法人税の申告・納付が新たに必要になります。自社の実効負担を正確に見積もるには、国税と地方税(本ページ下部の県税事務所の管轄参照)をセットで考えることが大切です。
法人の税額計算では、費用が税務上の損金として認められるかがポイントです。特に注意したいのが3つ。第一に役員報酬——定期同額給与など、事前に定めたルール通りに支給した分だけが原則損金となり、期中の自由な増減額は損金不算入のリスクがあります。第二に交際費——中小法人は年800万円までの定額控除(または接待飲食費の50%)が使え、1人あたり1万円以下の飲食費は一定の書類保存を条件にそもそも交際費から除外できます。第三に欠損金の繰越し——青色申告法人なら赤字(欠損金)を翌期以後10年間繰り越して将来の黒字と相殺でき、中小法人等は所得金額の全額まで控除できます。設立時は、設立届出書(2か月以内)と青色申告の承認申請書(原則、設立3か月経過日と第1期末のいずれか早い日の前日まで)の提出を忘れずに。
出典・一次情報:国税庁 タックスアンサー No.5265 交際費等の範囲と損金不算入額/国税庁 タックスアンサー No.5762 欠損金の繰越控除/国税庁 タックスアンサー No.5100 新設法人の届出書類
基準期間(前々事業年度)の課税売上高が1,000万円以下の法人は、原則として消費税の納税が免除されます。ただし取引先との関係でインボイス(適格請求書)発行事業者に登録すると課税事業者となり、消費税の申告・納付が必要です。免税事業者から登録した小規模事業者の納税額を売上税額の2割に抑える「2割特例」は、令和8年9月30日を含む課税期間で終了し、その後の「3割特例」(令和9年分・10年分)は個人事業主のみが対象で、法人は使えません。2割特例の適用を受けた翌課税期間に簡易課税制度へ移行する場合は、その課税期間の申告期限までに届出書を提出すれば適用できる経過措置があるため、みなし仕入率による簡易課税と一般課税のどちらが有利か、早めに検討しておきましょう。
出典・一次情報:国税庁 インボイス 令和8年度税制改正特集(3割特例・経過措置)/国税庁 タックスアンサー No.6501 納税義務の免除(免税事業者)
| 経費項目 | ポイント |
|---|---|
| 役員報酬 | 定期同額給与など事前ルール通りの支給分が損金。期中の増減額は損金不算入のリスク。 |
| 給与・法定福利費 | 従業員の給与・賞与、社会保険料の会社負担分。 |
| 地代家賃 | 事務所・店舗の賃料。役員社宅は一定の計算による自己負担徴収で損金化可。 |
| 交際費 | 中小法人は年800万円まで定額控除(または接待飲食費の50%)。1人1万円以下の飲食費は書類保存を条件に交際費から除外。 |
| 旅費交通費 | 出張旅費規程を整備すれば、実費のほか日当も損金にしやすい。 |
| 減価償却費 | PC・車両・設備等を耐用年数で費用化。中小企業者等には少額資産の即時損金化特例あり。 |
| 外注費 | 業務委託の対価。実態が雇用に近いと給与(源泉徴収・社会保険)と判定されるリスクに注意。 |
| 租税公課 | 印紙税・固定資産税・自動車税などは損金。法人税・法人住民税の本税は損金不算入。 |
※経費該当性は業態・実態により異なります。個別の判断は税理士または所轄税務署にご確認ください。
二税理士の探し方
北海道には 1,888 名の税理士が登録されています。
ただし、税理士は税目・業種・依頼形態(顧問・単発・スポット相談 等)で得意分野が大きく分かれます。 法人の確定申告を任せるなら、「登録数の多寡」ではなく 「自分の業種・状況に合う税理士に確実にたどり着ける方法」で考えるのがコツです。 本ページでは、無料紹介(税理士ドットコム)/スポット依頼(ココナラ)/ Google マップ/日税連の公式検索/会計ソフトでの自力対応の 5 つの選択肢を順にご案内します。
※税理士数は 日本税理士会連合会 税理士情報検索サイト の北海道検索結果(令和8年5月29日時点)を、のどか会計事務所が集計したものです。
五マップで探す
「事務所の場所と口コミを見て決めたい」「通いやすい範囲で探したい」という方は、 Google マップで「北海道 税理士」を検索するのが最短ルートです。 レビュー・営業時間・写真・電話番号がその場でわかります。
※ Google マップは事務所の 営業時間・電話番号・レビュー・写真 を一度に確認できる反面、 掲載順は口コミやレビュー数に依存するため、法人のような特定業種への強みは把握しにくい点に注意してください。 業種特化で探すなら、上でご紹介した「税理士ドットコム」または次の「日本税理士会連合会 税理士情報検索サイト」の併用が確実です。
八管轄税務署
所得税・法人税・相続税・贈与税・消費税など国税の申告先です。 確定申告書の提出先は、事業所の所在地ではなく納税地(原則は住所地)を管轄する税務署になります。 各署の名称リンク先(姉妹サイト nta.nodokaya.jp)で、開庁時間・アクセス・確定申告会場の情報を確認できます。
| 税務署 | 管轄区域 | 電話 |
|---|---|---|
| 網走税務署 | 網走市、斜里郡(斜里町・清里町・小清水町)、網走郡(美幌町・津別町・大空町) | 0152-43-2181 |
| 旭川東税務署 | 旭川市の一部、上川郡(東神楽町・当麻町・比布町・愛別町・上川町・東川町・美瑛町) | 0166-23-6291 |
| 旭川中税務署 | 旭川市の一部、上川郡(鷹栖町) | 0166-90-1451 |
| 江差税務署 | 奥尻郡(奥尻町)、檜山郡(江差町・上ノ国町・厚沢部町)、爾志郡(乙部町) | 0139-52-0078 |
| 深川税務署 | 深川市、雨竜郡(妹背牛町・秩父別町・雨竜町・北竜町・沼田町・幌加内町) | 0164-23-2191 |
| 富良野税務署 | 富良野市、空知郡(上富良野町・中富良野町・南富良野町)、勇払郡(占冠村) | 0167-22-2144 |
| 函館税務署 | 函館市、北斗市、茅部郡(鹿部町)、上磯郡(知内町・木古内町)、亀田郡(七飯町)、松前郡(松前町・福島町) | 0138-31-3171 |
| 岩見沢税務署 | 夕張市、岩見沢市、美唄市、三笠市、空知郡(南幌町)、樺戸郡(月形町・浦臼町)、夕張郡(由仁町・長沼町・栗山町) | 0126-22-0810 |
| 北見税務署 | 北見市、常呂郡(訓子府町・置戸町・佐呂間町) | 0157-23-7151 |
| 釧路税務署 | 釧路市、厚岸郡(厚岸町・浜中町)、川上郡(標茶町・弟子屈町)、白糠郡(白糠町)、釧路郡(釧路町)、阿寒郡(鶴居村) | 0154-31-5100 |
| 倶知安税務署 | 虻田郡(ニセコ町・真狩村・留寿都村・喜茂別町・京極町・倶知安町)、古宇郡(泊村・神恵内村)、寿都郡(寿都町・黒松内町)、岩内郡(共和町・岩内町)、島牧郡(島牧村)、磯谷郡(蘭越町) | 0136-22-1192 |
| 紋別税務署 | 紋別市、紋別郡(遠軽町・湧別町・滝上町・興部町・西興部村・雄武町) | 0158-23-2191 |
| 室蘭税務署 | 室蘭市、登別市、伊達市、虻田郡(豊浦町・洞爺湖町)、有珠郡(壮瞥町) | 0143-22-4151 |
| 名寄税務署 | 士別市、名寄市、上川郡(和寒町・剣淵町・下川町)、中川郡(美深町・音威子府村・中川町) | 01654-2-2157 |
| 根室税務署 | 根室市、色丹郡、国後郡、択捉郡、紗那郡、蘂取郡、標津郡(中標津町・標津町)、目梨郡(羅臼町)、野付郡(別海町) | 0153-23-3261 |
| 帯広税務署 | 帯広市、上川郡(新得町・清水町)、中川郡(幕別町)、広尾郡(大樹町・広尾町)、河東郡(音更町・士幌町・上士幌町・鹿追町)、河西郡(芽室町・中札内村・更別村) | 0155-24-2161 |
| 小樽税務署 | 小樽市 | 0134-23-2171 |
| 留萌税務署 | 留萌市、増毛郡(増毛町)、留萌郡(小平町)、苫前郡(苫前町・羽幌町・初山別村) | 0164-42-0661 |
| 札幌東税務署 | 札幌市白石区、札幌市厚別区、江別市 | 011-897-6111 |
| 札幌北税務署 | 札幌市北区、札幌市東区、石狩市、石狩郡(当別町・新篠津村) | 011-707-5111 |
| 札幌南税務署 | 札幌市豊平区、札幌市南区、札幌市清田区、千歳市、恵庭市、北広島市 | 011-555-3900 |
| 札幌中税務署 | 札幌市中央区の一部 | 011-231-9311 |
| 札幌西税務署 | 札幌市中央区の一部、札幌市西区、札幌市手稲区 | 011-666-5111 |
| 滝川税務署 | 芦別市、赤平市、滝川市、砂川市、歌志内市、空知郡(奈井江町・上砂川町)、樺戸郡(新十津川町) | 0125-22-2191 |
| 十勝池田税務署 | 中川郡(池田町・豊頃町・本別町)、十勝郡(浦幌町)、足寄郡(足寄町・陸別町) | 015-572-2171 |
| 苫小牧税務署 | 苫小牧市、勇払郡(安平町・厚真町・むかわ町)、沙流郡(日高町・平取町)、白老郡(白老町) | 0144-32-3165 |
| 浦河税務署 | 幌泉郡(えりも町)、新冠郡(新冠町)、日高郡(新ひだか町)、様似郡(様似町)、浦河郡(浦河町) | 0146-22-4131 |
| 稚内税務署 | 稚内市、利尻郡(利尻町・利尻富士町)、天塩郡(遠別町・天塩町・幌延町・豊富町)、宗谷郡(猿払村)、枝幸郡(浜頓別町・中頓別町・枝幸町)、礼文郡(礼文町) | 0162-33-1155 |
| 八雲税務署 | 茅部郡(森町)、久遠郡(せたな町)、二海郡(八雲町)、山越郡(長万部町)、瀬棚郡(今金町) | 0137-63-2148 |
| 余市税務署 | 古平郡(古平町)、積丹郡(積丹町)、余市郡(仁木町・余市町・赤井川村) | 0135-22-2093 |
出典:国税庁(税務署の所在地・管轄区域)。詳細は 北海道の税務署 確定申告ガイド(nta.nodokaya.jp) を参照してください。
九管轄道税事務所
法人事業税・法人住民税(法人二税)など地方税の申告・納税窓口です。 ここでは北海道の道税事務所のうち、法人二税を取り扱う事務所のみを掲載しています (個人事業税や特定税目の専担窓口は除外)。
| 事務所 | 取扱税目・管轄区域 | 電話 |
|---|---|---|
| 札幌道税事務所税務管理部 |
【法人事業税・法人道民税・道民税利子割・道民税配当割・道民税株式譲渡所得割】北海道全域 |
011-204-5084 |
出典:北海道公式サイト(県税事務所の所在地・管轄)。詳細は 北海道の道税事務所 管轄ガイド(pref.nodokaya.jp) を参照してください。
十Q&A
もっと詳しく——法人の確定申告 Q&A